猫のきもちを理解できている飼い主さんは、どのくらいいるのでしょうか?猫はツンデレなところや気分屋なところがありますね。
そこが、かわいいところでもあるのですが・・・。
もちもん猫によって個体差はありますが、理解するのは本当に難しいですね。
しかし、飼い主としては少しでも猫のきもちを理解したいと思っているのではないでしょうか?
そこで、少しでも猫のきもちを理解できるようになるための情報をご紹介したいと思います。
猫のモードを知ろう
猫って、時々呼んでも無視します。耳が動いているので絶対に聞こえているのに、返事をしなかったりします。
そうかと思うと、ちゃんと返事をするときもあります。
また自分の要求があるときは(餌が欲しいときなど)呼ばなくても、鳴いて催促してきたりします。
なぜこのように猫はその時によって態度がちがうのでしょうか?
この違い、飼い主さんならどう判断しますか?
そのちがいの秘密は、猫にはいろんな気分のモードがあるからなのです。
野生モード
野生モードとは猫本来の獲物を獲得するときなどにみせる本能むき出しの状態
野生の猫には「野生モード」と「おとなモード」しかありません。
ペットモード
野生の猫にはなかった、油断・安心しきっている状態
おとなモード
名前を呼んでも無視するときは「おとなモード」になっているときで、飼い主さんを自分の子猫のように見ていて「わかったわかった」と軽くあしらっている状態。
このときにしっぽを動かしている場合は、遊びたがっている子猫をあやしているような気分になっている。
飼い主を自分の子猫だと思って、あやしていたなんて驚きですね。
子猫モード
人と生活して守られている飼い猫は、いつまでも子猫気分が抜けない状態。
名前を呼んだときにちゃんと返事をするときは「子猫モード」になっていて、親猫に呼ばれて返事をする子猫の気分になっている状態。
猫のモードできもちを理解
飼い猫はこの「野生モード」⇔「ペットモード」・「おとなモード」⇔「子猫モード」の4つのモードを切り替えながら生活しています。
成猫でもモミモミしているときの気分は赤ちゃんになっています。
トロンとして一心不乱に「モミモミ」する姿は、猫好きにはたまらないしぐさですね。
これはもともと子猫が母猫の母乳をのむときのしぐさで、前足で「モミモミ」することで、母乳の出をよくしているのです。
少しでもたくさんの母乳を飲むためのしぐさなのですが、これは子猫が意識的にしている行動ではなく、無意識で行う本能的なしぐさです。
そのしぐさが、おとなになっても、温かくて、安心できて、柔らかいものに包まれた状況になると「赤ちゃん返り」をしてしまい、この「モミモミ」が出てしまうのです。
「モミモミ」しながらチュパチュパと毛布をなどを吸う猫もいます。
そんなときは、母猫に守られていた、幸せな気分に浸っているので、満足するまでさせてあげましょう。
爪が出るので、直接肌にやられると痛いですが、ここで猫を振り払ったりすると、幸せな気分を台無しにしてしまうので、普段から猫の爪切りをしっかりとするように気をつけておきましょう。
眠りながら前足をグーパーさせる猫もいますが、これも同じことです。きっと夢の中で、お母さんの母乳をのんでいるのでしょう。
まとめ
猫は気分のモードが4つある。
「野生モード」⇔「ペットモード」
「おとなモード」⇔「子猫モード」
猫はモードを切り替えながら生活している。
猫が今どのモードなのかを把握してあげると、猫のきもちを理解してあげることができる。
「赤ちゃん返り」をして「モミモミ」している時は、母猫に守られていた、幸せな気分に浸っているので、満足するまでさせてあげる。
「モミモミ」するときは、爪が出るので普段から猫の爪切りをしっかりとする。
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